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2023年度公開シンポジウム  「有毒生物と遺伝子変異」

2023年度(令和5年度)日本環境変異原ゲノム学会公開シンポジウム

「有毒生物と遺伝子変異」のお知らせ

世話人:塩井成留実(福岡大学)、川西優喜(大阪公立大学)


後 援:公益社団法人 日本薬学会

私たち生物は, 大昔から自然や環境中の『毒』と共生しており, その毒性に適応し、進化してきました.『毒がどのように生体内の物質と相互作用し、どのような毒性を引き起こすのか?』その毒性メカニズムの解明には、生体内恒常性システムを含めた分子レベルから個体群レベルの総合的な理解が必要です. 本シンポジウムでは,毒を産生する有毒生物に焦点をあて,生物がどのように毒産生システムや遺伝子変異を蓄積し, 毒の多様性を獲得してきたのか, また, 自己の毒に対する耐性のしくみ(リスクマネジメント)について紹介します.さらに, 日本の研究者が促進してきた核酸をターゲットとした毒素の作用メカニズムについて, その詳細を専門家にご講演をお願いします. 本シンポジウムが, 未だ謎が多い自然科学について皆様とディスカッション場となり, JEMS会員の好奇心を刺激し、それぞれの研究分野のさらなる発展につながるような機会になれば幸いです.多くの方のご参加をお待ちしています.

また、より多くの方にご参加頂けるよう,オンライン会議システムを用いて開催いたします.事前登録制となりますので,下記URLまたはポスターに記載のQRコードからお申込みください.ご登録頂いたメールアドレス宛に,開催前日までに視聴用のURLをお送りさせて頂きます.多くの方のご参加をお待ちしています.

日時:2023 年 6 月 3 日(土)
会場:慶応大学薬学部中講堂 (オンラインハイブリッド開催)    東京都港区芝公園1-5-30

アクセス: https://www.pha.keio.ac.jp/campus/index.html


参加費:無料、要事前登録 (5月19日(金)登録締切予定、会員・非会員の別を問わず,どなたでも聴講いただけます)
事前参加登録URL:https://forms.gle/o8VWsDg891cHdP5m7

シンポジウムのポスターはこちら(pdf)

プログラム:

開会の辞 山田 雅巳(日本環境変異原ゲノム学会会長/防衛大学校)
はじめに 世話人 塩井成留実(福岡大学)

第一部

10:10~10:40 塩井成留実 (福岡大学)
有毒生物について、毒素の変異と多様性

10:40~11:40 柴田弘紀(九州大学生体防御研究所)
毒蛇ハブのゲノム解析で明らかになった毒液遺伝子の進化

11:40~12:40 福原秀雄(北海道大学)
新型コロナウイルス変異と抗体による認識

 12:40~14:10 昼食休憩

第二部

14:10~14:30 川西優喜(大阪公立大学)
DNAを修飾する「毒素」たち

14:30~15:20  高橋(中口)梓(千葉大学)
モンシロチョウにおけるADPリボシル化酵素の機能とその応用

15:20~16:20  津下英明(京都産業大学)
二成分毒素:ADPリボシル化酵素成分の基質認識機構と細胞膜透過機構について 

16:20~16:30 おわりに 世話人 川西優喜