変異機構研究会

本研究会は、平成17年度まで「変異・発癌抑制機構研究会」として活動してきました。しかし、実際には、変異・発癌抑制の研究にとどまらず、変異誘発の分子機構を理解することを目的として毎年の研究会を企画してきました。色々な研究分野の方に参加していただき、変異や発がんの機構を含めて勉強しようとする研究会ですので、幅広い分野から多くの参加者を募る目的を込めて、平成18年度から、研究会の名称を「変異機構研究会」と変更しました。

本研究会は、毎年初夏に1泊2日、名古屋周辺の施設で行われています。参加者の年代は70歳代から20歳前半の学生まで、非常に幅広いことが特徴です。参加する学生にとっては、第一線の研究者による最新の研究内容に触れ、臆することなく質問をすることができる機会となっており、それ以外の参加者も含めて、特別講演、一般講演(話題提供)に対して、気取ることなく自由な雰囲気で活発に討論が繰り広げられています。夕食後には、再度討論の場が設けられ、密度の濃い2日間となっています。

下記に示すこれまでの活動内容をご覧になれば、対象となる分野が実に幅広いことがおわかりかと思います。是非、参加してみませんか。お待ちしています。


世話人:赤沼三恵、勝崎裕隆、下位香代子、高橋和彦、中村宜督、鳴海一成、布柴達男、根岸友恵、増田雄司、八木孝司、山田雅巳

第23回夏の学校 参加者募集中:〆切 6月20日
平成22年7月10日(土)13時~11日(日)12時
特別講演:
 内村 有邦先生(大阪大学大学院 生命機能研究科)
  「DNA ポリメラーゼδ改変マウス系統を利用した突然変異蓄積の継世代影響」
 川崎 勝己先生(摂南大学・薬学部)
  「ショウジョウバエにおけるRecQ5 DNA ヘリカーゼの機能」
 真木 寿治先生(奈良先端科学技術大学院大学)
  「酸素ラジカルに起因する自然突然変異の誘発経路の発見とその展開」
※申し込み方法等、詳細については、こちらのpdfファイルをご覧ください。
第22回夏の学校
平成21年6月20日(土)13時~21日(日)12時
参加者:32名
特別講演:
 石川智子先生(大阪大学・大学院医学研究科)
  「メダカにおける逆遺伝学的手法の確立:
   突然変異生成機構の分子遺伝学的解析を目指して」
 藤井紀子先生(京都大学・原子炉実験所)
  「蛋白質異常凝集変異源としてのD-アミノ酸と老化」
 吉川祐子先生(環太平洋大学・次世代教育学部)
  「DNA高次構造の多様性と二重鎖切断:単分子観察法による定量的解析」
第21回夏の学校
平成20年6月14日(土)13時~15日(日)12時
参加者:34名
特別講演:
「極限環境微生物の異常塩基浄化機構の多様性」
    久留主泰朗先生(茨城大学・農学部)
「水、窒素酸化物、ハロゲンが関与するDNA損傷」
    鈴木利典先生(就実大学・薬学部)
「計算化学的手法を用いたKuタンパク質によるDNA二本鎖切断末端認識機構の解析」
    藤本浩文先生(国立感染症研究所・放射能管理室)
第20回夏の学校
日程:平成19年7月28日(土)~29日(日)
参加者:31名
特別講演:
「新規の内因性変異原・がん原性物質の同定とその生物活性に関する研究」
    戸塚ゆ加里先生(国立がんセンター研究所)
「DNA修復関連酵素による核酸塩基の正常と異常の識別に関する構造生物学的研究」
    山縣ゆり子先生(熊本大学・大学院医学薬学研究部)
「チェックポイント制御蛋白CHFRの抗細胞増殖活性に関する機能解析」
    福田智一先生(国立がんセンター研究所)
第19回夏の学校
平成18年7月1日(土)~2日(日)
参加者:42名
特別講演:
「電離放射線によって生じる"修復され難い"クラスターDNA損傷」
    鹿園直哉先生(日本原子力研究所・先端基礎研究センター)
「活性酸素による核酸の化学修飾と様々な生命現象」
    中別府雄作先生(九州大学・生体防御医学研究所)
「LC/MS/MS を用いたDNA 付加体の分析」
    松田知成先生(京都大学・大学院地球環境学堂)
第18回変異・発癌抑制機構研究会
平成17年7月15日(金)~16日(土)
参加者:35名
特別講演:
「Engineering Functional Changes in Escherichia coli Endonnuclease III Based on Phylogenetic and Strucural Analysis」
    渡辺貴志先生(青山学院大学理工学部)
「トランスジェニックゼブラフィッシュを用いた水環境中の変異原性モニタリング手法の開発」
    天沼喜美子先生(国立環境研究所)
第17回変異・発癌抑制機構研究会
平成16年6月26日(土)~27日(日)
特別講演:
「細胞死の阻害と発がん-紫外線、環境化学物質のアンチアポトーシス作用とそのメカニズム-」
    伊吹裕子先生(静岡県立大学・環境科学研究所)
「哺乳類の突然変異誘発の分子機構-REVタンパク質による試験管内再構成の現状」
    増田司先生(広島大学・原爆放射線医科学研究所)
「動物細胞核内イベントの視覚的解析」
    奥村克純先生(三重大学・生物資源学部)
第16回変異・発癌抑制機構研究会
平成15年7月12日(土)~13日(日)
特別講演:
「紫外線と細胞応答-アポトーシス誘導を中心として」
    森田明理先生(名古屋市立大学・院・医学)
「突然変異誘導機構の新しい提案-放射線による突然変異誘発はDNA損傷を生じない長寿命ラジカルによって引き起こされる」
    渡邉正己先生(長崎大・院・医歯薬学総合)
「イネの紫外線感受性はピリミジン二量体光回復酵素の変異によって導かれたのか?」
    日出間 純先生(東北大・院・生命科学)
第15回 変異・発癌抑制機構研究会
平成14年6月22日(土)~23日(日)
特別講演:
「カテキン類の化学構造と生理活性との関係」
    中山 勉先生(静岡県立大学・食品栄養科学部)
「哺乳動物細胞における細胞周期チェックポイント機構とその異常による疾患」
    中西 真先生(名古屋市立大学・大学院医学研究科)
「DNAポリメラーゼ阻害物質の探索とその分子設計、および制ガン剤としての開発」
    坂口謙吾先生(東京理科大学・理工学部・応用生物科学科)
第14回 変異・発癌抑制機構研究会
平成13年7月14日(土)~15日(日)
特別講演:
「食品因子による第二相解毒酵素の誘導とがんの化学予防」
    中村宜督先生(名古屋大学・大学院生命農学研究科 食品機能化学講座)
「化学物質の変異原性・発がん性と代謝活性化酵素:動物種差・性差」
    出川雅邦先生(静岡県大・薬学部 衛生化学講座)
「細菌逆転写酵素により合成されるmulticopy single-stranded DNA (msDNA)の機能と突然変異誘発」
    島本 整先生(広島大・生物生産学部 衛生微生物学講座)